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山下良美のすごさとは?審判で出世したその経歴

国際サッカー連盟(FIFA)は、今年11月にカタールで行われるサッカーワールドカップ(W杯)の担当審判員に、日本人女性としてただ一人、山下良美審判を主審として選出しました。

男子サッカー最高峰の国別対抗戦W杯で、日本人女性が審判に指名されたのはもちろん史上初めての快挙です。審判の歴史の扉を開いた山下良美さんのすごさとは?その経歴などを調べてみました。(出典:Wikipedia、スポーツメディア)

ちなみにカタールW杯で指名された女性審判は山下さん含め主審3人、副審3人のたった6人。女性審判自体がW杯史上初なんやて!

山下良美のすごさとは?

世界のサッカー選手にとってW杯は一生の憧れでもある夢舞台ですが、審判もそこは同じ。W杯のピッチで笛を吹く、あるいは旗を振ることは世界のサッカー審判の目標でもあります。

FIFAは毎回のW杯で、過去の実績が高い各国の審判から「エリート」を選んで指名しており、今回も主審36人、副審69人、ビデオ・アシスタント・レフェリー24人を選出。そしてついにそのうち6人が、初めて女性となりました。さらにその「世界No1女性レフェリー」の一人に日本から山下良美さんだけが選ばれたわけです。

ではそのすごさや経歴を以下に見ていきましょう。

他の栄えある女性主審はフラッパールさん(仏)とムカンサンガさん(ルワンダ)。副審はバックさん(ブラジル)、メディナさん(メキシコ)、ネスビットさん(米)だそうです

女性審判初の男子W杯担当で話題

まさにサッカー界、そして日本スポーツ界の歴史的快挙といえる山下良美さんのW杯主審初選出。ご本人は海外の知人の審判からの連絡で朗報を知ったそうで「夢にも思えないような夢だった。驚いたのが最初の気持ち」と信じられない様子でした。

女性を初指名したFIFA審判委員長は「数年前に男子のジュニア、シニア大会に女性審判を割り当てることから始まった長いプロセスの集大成」と強調。「重要なのはクオリティであり性別ではない。将来的は女性審判が普通のことになるよう願う」と語っていました。

ではこの山下良美さん、なぜ名誉の選出になったのか、これまでの経歴や実績を見ていきましょう。

今回の快挙がすごいんは、男性も含めてW杯審判に指名された日本人が山下さんただ一人ってこともあるんや!

プロフィール

山下良美(よしみ)さんは東京都出身の36歳。都立西高校から東京学芸大に進み、大学の先輩である同じ女子エリート審判員・坊薗真琴さんに誘われて審判の大会に行ったのをきっかけに、審判資格の取得を開始。卒業後の2012年に女子1級審判員の資格を取得しました。

本人いわく「(坊園さんには)無理やり連れられた」そうだけど、人間どんなチャンスが巡るか、どんな才能があるのかって分からないものだなぁ

国内で実績を積み、15年、坊薗さんらと共に日本サッカー協会推薦によってFIFAの国際審判員に登録。さらに19年のJFA理事会で、男子社会人の試合を担当できる1級審判員に認定されました。

そして21年には、Jリーグの審判員リスト入りを果たし、Jリーグ史上はじめて女性として審判員(主審)の仲間入りをするという偉業を成し遂げています。

サッカー経験は?

というスーパーエリート審判員の山下良美さんですが、サッカー経験はあるのでしょうか。実は山下さんはもともと女子のサッカー選手。幼少期から地元のサッカースクールでサッカーに親しみ、東京学芸大学でも女子サッカー部で活動。

さらに卒業後も社会人クラブでプレーをしながら、審判の勉強も並行して行っていたそうです。

サッカーはピッチが広い。正確なジャッジには知識は勿論、選手と同じくらい90分以上走り続ける体力が不可欠やから、元選手なら適任やろな

その凄さとは?

審判員の資格の階段を上がるとともに、山下さんは実際のジャッジでもすごい成果を出し続けています。これまでの主なジャッジ経歴をまとめてみました。

◆16、18年のFIFA U-17女子W杯に2大会連続で派遣。準決勝のニュージーランド対スペイン戦を始め3試合の主審を務めた。

◆19年のFIFA女子W杯で、同じ女性審判の坊薗、手代木、萩尾さんらと共に審判団に選出。

◆19年の全国高等学校サッカー選手権大会(男子)の2試合で坊薗さんらと共に審判を務めた。

◆21年5月、J3(男子)の「Y.S.C.C.横浜対テゲバジャーロ宮崎」戦で主審として笛を吹き、Jリーグ史上初の女性主審となった。

◆FIFAは21年の東京五輪審判員に、日本からは山下主審、坊薗副審、手代木副審を指名。

◆22年4月、AFCチャンピオンズリーグ2022 (男子) の「メルボルン・シティFC対全南ドラゴンズ」戦を山下主審、坊薗・手代木副審の女性審判団でジャッジ。ACL史上初の女性主審となった。

文字通り、女子審判の歴史を切り開いている山下さん。このほかJFLや天皇杯の試合経験もあるなど実績豊富。またレフェリング自体も関係者からは、判定の土台となる走力や速度が男性並みに高く、判断の安定感も十分と定評があるそうです。

例えばJ3の初主審試合では、開始10分で迷わず警告のイエローカードを出すなど的確な判定で試合を裁き、両チームから「ストレスを感じないレフェリングだった」と高評価。こうした数々の実績から、ついに男子W杯という栄光にたどりついたわけです。

↓山下主審初J3試合がこちら

今後の飛躍へ1ステップ

男子プロサッカーの試合でも最近ようやく海外では少しずつ女性審判が見られるようになったものの、その登用は長らく高い壁でした。ある女性審判の話では「社会的に男のスポーツという偏見があり、『女だからルールが分かっていない』と侮辱されたこともあった」といいます。

山下主審によってようやく重い扉が開かれたとはいえ、国内サッカー界の現状は、登録審判員28万人のうち女性はわずか15000人ほど。日本サッカー協会では、女性審判員のスキルアップのサポート体制や、出産後の復帰に向けたトレーニング指導などの整備を進め、山下主審に続く人材を多く育成していく方針だそうです。

カタールのW杯本大会では、山下さんがピッチ上で笛を吹く姿をぜひ見たいよね!!

山下良美のSNSの反応

W杯の楽しみが増えました。是非活躍されてる姿を拝見したい。応援してます
女性審判のメリットというと、ピッチでもめ事が起こったときに笑顔で仲裁するので男性よりも和みやすい、その場で解決しやすいのはあるかも
能力さえ満たしていれば性別は関係ない
日本がジェンダー後進国って世界中から言われ続けられてることがすごく悔しいので、こういうニュースから少しずつでも変わっていってくれたらいいな

出典:https://news.yahoo.co.jp/articles/f53fefb7357dac33be93118f04936e9fbf7caef7

まとめ

わかりやすくまとめると

  • カタールW杯の主審候補に、史上初めて日本女性山下良美さん選出
  • 大卒後審判の資格を取得した36歳。大学・社会人ではサッカー選手も
  • これまで女子W杯、男子天皇杯、J3、AFCでも審判。走力・判断高評価

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