メジャーリーグのシカゴ・カブスは、このほど正式に、NPBの広島カープからのポスティング移籍で鈴木誠也外野手を獲得したと発表、鈴木選手も笑顔で入団会見に臨みました。
年俸は5年総額8500万ドル(約100億円)という、日本からメジャー入りした野手では過去最高の大型契約。球団の期待の大きさが表れています。
ところで鈴木選手がプレーするシカゴ・カブスとはどんなチームなのでしょう。「カブス」の意味やこれまでの成績は?有名選手には誰がいるのかなど、カブスのあれこれを調べてみました。(出典:Wikipedia、スポーツメディア)

シカゴ・カブスとは意味は?
鈴木誠也選手の活躍が期待されるシカゴ・カブス。どんなチームなのか、名前の意味や成績などを順次見ていきましょう。
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— Chicago Cubs (@Cubs) March 18, 2022
カブスはナショナルリーグ中地区に所属。創設は1871年ととても古い伝統ある球団です。創設以来シカゴの本拠地から一度も移動しておらず、その意味ではMLB最古。
MLB屈指の人気があり、大都市シカゴを中心に米国ではファンが多い有名球団でもあります。08年にはジャイアンツに次いで通算1万勝も達成しています。

名前「カブス(cubs)」とは英語で「小熊、子供の動物、見習い」といった意味。何とも弱そう(笑)なこのチーム名は1903年頃に定着したそうです。元々は「ホワイトストッキングス」という名前でしたが、1901年、ナ・リーグに対抗してアメリカンリーグが創設されると選手の引き抜きが相次ぎ、ホワイトストッキングスは無名の新人ばかりという状況に。
それを嘆いたシカゴの新聞が「このチームはカブスと呼んだほうがいいのでは」という記事を載せたのが、命名のきっかけだそうです。
シカゴ・カブスの成績は
さて古豪シカゴ・カブスですが、150年を超える長い歴史の割に、ワールドシリーズ制覇は3回、リーグ優勝は17回とあまり多い方とは言えません。
人気があるのになぜか弱い、と米国ファンの間でもたびたび話題に上る不思議なチーム。1908年に2度目の世界一になって以降ずーっと優勝できず、「ビリー・ゴートの呪い」と呼ばれました。
これは1945年、久々にワールドシリーズに進出して優勝に期待が高まった第4戦で、ビリーという地元の熱狂的ファンがペットの山羊(ゴート)を連れて球場に入ろうとしたのを球団側が「くさい」と拒否。するとこのシリーズで敗れた上、その後も勝てずなんと108年間もワールドシリーズから無縁となってしまったため、「あの山羊の呪いだ」と噂されたものです。
2016年に遂にワールドシリーズを制し呪いは解けましたが、21年の成績も借金20の地区5位とまた低迷しています。

シカゴ・カブスの有名選手
しかし伝統ある球団だけに有名選手はたくさんいます。過去から2022チームまで、主な選手を一部ご紹介しましょう。
◆サミー・ソーサ
90年代に本塁打王2回、シーズン60本以上を3回記録した強打者。マグワイアとの熾烈な本塁打競争でも有名。
◆グレッグ・マダックス
80-90年代に活躍、サイヤング賞4回の殿堂入り名投手。
◆マーカス・ストローマン
現役右腕。通算60勝のチームのエース格。
◆ジェイソン・ヘイワード
現役外野手。ゴールドグラブ賞5回の守備の名手。

◆アンドレルトン・シモンズ
現役内野手。ゴールドグラブ賞4回の名手。エンゼルス時代には大谷翔平と同僚。

シカゴ・カブス合意の鈴木誠也へのSNSの反応

引用:https://twitter.com/ShoTime1117/status/1504905779865808897

引用:https://twitter.com/carp55koiking/status/1504905637678837761

引用:https://twitter.com/seirisk/status/1504901363687620608

引用:https://twitter.com/115_shun/status/1504904280137895936
まとめ
わかりやすくまとめると
- 鈴木誠也がシカゴ・カブスで正式入団会見!5年100億円の大型契約
- カブスとは「小熊、見習い」の意。108年間世界一から無縁の「呪い」
- 全米屈指の古豪で人気球団。ソーサ、マダックスら有名選手も多数

Welcome to the Chicago Cubs, Seiya Suzuki!
鈴木誠也選手、シカゴカブスへようこそ! pic.twitter.com/wkb6W1CFMz
— Chicago Cubs (@Cubs) March 18, 2022