バレーボールのネーションズリーグ女子日本代表は、ここまで、開幕6連勝を飾って、12試合の予選ラウンドを折り返しました。
バレーボール女子日本代表なぜこれほど強いのでしょう?かわいいだけじゃないという世界の反応とともに見てゆきましょう。
これまでの詳細結果と今後の予定を一覧しました。

目次
バレーボール女子日本代表なぜ強い?
バレーボール女子日本代表がなぜ強いのか順次見てゆきましょう。
ネーションズリーグ全勝経過
2021年のネーションズリーグの結果を振り返ってみましょう。
予選ラウンドを3位で決勝ラウンドに進んだ日本女子代表はノックアウト方式の決勝ラウンドで、準決勝でブラジルに、3位決定戦で、トルコに敗れ、4位に終わりました。優勝はブラジルを決勝で破ったアメリカでした。
今回の開幕6連勝の記録と、今後のスケジュールは以下となっています。
予選ラウンド | 月日 | 対戦 | セット得点詳細 |
---|---|---|---|
第1週 | 6月2日(木) | 日本 3 - 0 韓国 | 25-17/25-16/ 25-11 |
シュリーブポート ボージャーシティ【アメリカ】 | 6月3日(金) | 日本 3 - 2 ドイツ | 25-27/ 23-25/25-20/25-22/ 15-12 |
6月5日(日) | 日本 3 - 1 ドミニカ共和国 | 25-17/ 20-25/ 25-21/25-10 | |
6月6日(月) | 日本 3 - 0 アメリカ | 25-22/25-20/25-20 | |
第2週 | 6月14日(火) | 日本 3 - 0 ポーランド | 25-21/25-21/25-21 |
ケソン市【フィリピン】 | 6月16日(木) | 日本 3 - 0 ブルガリア | 25-20/ 25-16/ 25-23 |
6月17日(金)よる7:30~ | 日本 - タイ | ||
6月19日(日)よる7:54~ | 日本 - 中国 | ||
第3週 | 6月30日(木)午後4:00~ | 日本 - オランダ | |
カルガリー【カナダ】 | 7月2日(土)よる9:00~ | 日本 - トルコ | |
7月3日(日)よる9:00~ | 日本 - セルビア | ||
7月4日(月)よる9:00~ | 日本 - ベルギー |
特に前年優勝者で、世界ランキング1位のアメリカをストレートで破ってから勢いが止まりません。
なぜこんなに強くなったか考えてゆきましょう。
強さの理由1:眞鍋政義監督の就任
屈辱の東京五輪予選ラウンド敗退後、女子バレーボールの再建を託されたのが、ロンドン五輪銅メダルを獲得した眞鍋政義監督です。
早速、パリ(五輪)までの短い期間でチームを立て直すため、ロンドン五輪銅メダリスト12人らがチームのサポート役を務める「アントラージュfromロンドン」を発足させるなど新機軸を打ち出しました。今回のネーションズリーグが新監督としての出陣式でしたが、上々の滑り出しを見せています。
近年の負のサイクルをうまく断ち切ったと言えるのではないでしょうか。
強さの理由2:新キャプテン古賀紗理那
2016年のリオ五輪は代表から落選、東京五輪第1戦での負傷退場など、挫折を乗り越えた経験を活かしつつ、新キャプテンとして眞鍋ジャパンの攻守の要となっています。
ネーションズリーグでは、積極的にチームメイトに声をかけ、試合中にチームを立て直すなどキャプテンとしての働きのほか、プレイヤーとしても、東京五輪当時より、磨きをかけ、現在スコアラーランキング3位、レシーバーランキングで6位(6/17 11:00現在)となるなど、チームの攻守の中心となっています。
「FIVBバレーボールネーションズリーグ2022」女子予選ラウンド 第5戦
主将 #古賀紗理那 選手と昨季VリーグMVP #井上愛里沙 選手が得点を量産!さらに #横田真未 選手がこの試合で代表デビューを飾り、無傷の開幕5連勝!🤩
🇯🇵日本3-0ポーランド🇵🇱
(25-21 25-21 25-21)#Breakthrough#火の鳥NIPPON pic.twitter.com/970ZAvnrs2— フジテレビ☆バレーボール (@fujitv_volley1) June 14, 2022
強さの理由3:新戦力の台頭
眞鍋政義監督は、日本代表に、Vリーグの上位チーム、大学生に至るまで幅広く選手を招集しました。
その一人が、アウトサイドヒッターの井上愛里沙(久光)です。
2021-22シーズンのVリーグを制した久光のエースで、最高殊勲選手賞(MVP)とベスト6を受賞し、最多得点部門で、木村沙織が持っていた日本記録を12シーズンぶりに塗り替えた攻撃の核となる選手です。
韓国戦では、途中出場にもかかわらず、13得点、ドミニカ戦で26得点、アメリカ戦でも19得点と、古賀紗理那との2枚エースとして期待されるようになりました。
その他にも初の日本代表となった選手が光っています。
サーバーランキング11位の小川愛里奈、ディッガーランキング4位、レシーバーランキング7位の小島満菜美です。
(注)ディッガー:相手のアタックを受けるプレイヤー

バレーボール女子日本代表に世界の反応は?




まとめ
わかりやすくまとめると
- バレーボール女子日本代表がなぜ強くなったかは、新戦力の台頭など3つの理由がある
- ネーションズリーグ予選ラウンドを全勝で折り返し、アメリカ撃破以降ますます勢いが増している
- 流れるように速い動き、完成度が高いなど世界から賞賛する声が多い

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