数年後に大規模な太陽フレアが発生することが予測されており、その影響が懸念されています。
太陽フレア2025年いつ起こり、なぜこの時期となるのか?その最悪の想定は?についてまとめました。
海外の情報も含め現在わかっていることから何が言えるかをお伝えします。

太陽フレア2025年いつ起こる?
太陽フレアは2025年のいつ頃起こるのでしょう?
TBSが報道
太陽の表面で起きる爆発現象「太陽フレア」が2025年に予測されており、最悪の場合、2週間程度、断続的に継続するかも知れず、これにより、携帯電話が2週間使えなくなるなどの被害想定があることをTBSが報じました。
大規模な太陽フレアが起こると、電磁波などそこから大量に届く粒子などにより、さまざまな被害が発生します。
スマートフォンが通信・通話両方で使えなくなる。
発電や送電の過程に影響し広い範囲で、停電が起こる。
GPSやレーダーなどにも影響を及ぼすので、航空機や船舶など、運行が困難となる。
カーナビなど数十メートルの誤差が生じ、衝突事故が起こる可能性。
「太陽フレア」被害想定の報告書がまとまりました
最悪の場合
▽携帯電話が2週間 断続的に利用できなくなる
▽カーナビが正常に機能しなくなる
▽広域停電が発生するといったおそれがあるということですhttps://t.co/lmwdexLEzz— NHK生活・防災 (@nhk_seikatsu) June 22, 2022
なぜ2025年?その年のいつ?
太陽フレアとは表面の「黒点」と呼ばれる場所で起きる爆発現象で、黒点がちょうど地球のほうを向いているときに、大きな爆発が起きると、太陽から太陽風と呼ばれるプラズマを噴き出し、この太陽風に含まれる電磁波・粒子線・粒子などが地磁気を乱し、地球上や地球の近くにある人工衛星などに大きな影響を及ぼします。
8分程度で電磁波が地球に到達して電波障害が生じ、数時間で放射線が到達。数日後にはコロナからの質量放出が地球に届き、誘導電流が送電線に混入し、電力系統がおかしくなるといわれています。
太陽活動というのは11年ぐらいの周期で活発になり、前回の活発な時期が、2014年あたり、前々回が2003年とされていますので、次回は、2025年に大規模な爆発をする恐れがあります
2020年9月18日にNASAがまとめた太陽周期の情報によれば、
太陽周期の周期は11年であり、現在太陽周期25が現在進行中であり、2025年7月に115個の黒点がピークに達すると予想されています。
(https://www.nasa.gov/feature/goddard/2020/what-will-solar-cycle-25-look-like-sun-prediction-model)
また、科学のオンラインニュースRevyuh(インド・ニューデリー、2020 年 9 月 17 日)によれば、
専門家の国際会議で、太陽周期25は、2019年12月に始まり、太陽活動のピークは、2025年7月に記録されると予想されています。その後、太陽フレアが発生し、地上通信や電力供給を混乱させる可能性があります。
実は、太陽周期24の期間の2012年7月に熱いプラズマ雲またはコロナ雲が太陽から飛び出しましたが、幸いなことにこの太陽嵐は地球の軌道を横切ったものの、衝突から免れました。このときは、計算ミスで予想がうまくできなかったそうです。
おそらく将来、そう幸運は続かないでしょう。
(https://www.revyuh.com/news/science-and-research/scientific-research/afraid-2025-new-solar-cycle-begins/#:~:text=It%20is%20expected%20that%20the%20peak%20of%20solar,terrestrial%20communications%20and%20even%20disrupt%20the%20electricity%20supply.)
次の太陽フレアが2025年7月に生じる可能性があります。
。
但し、現在情報通信研究機構(NICT)が、太陽フレアについて静穏か活発かなどの翌日にかけての予報を出していますが、さらに先の週単位や月単位の予報はできていません。
https://swc.nict.go.jp/trend/flare.html
最悪の想定は?
2003年以前でも、大規模な太陽嵐「キャリントン・イベント」により、電報システムが停止したり、電信用鉄塔が火花を放ったりするといった現象が報告された(1859年)、磁気嵐により、カナダで約600万人が影響を受け、ケベック州全域が9時間停電した(1889年)などが報告されています。
2003年11月4日 過去最大級のX28フレア発生し、小惑星探査機はやぶさにダメージが生じました。
2014年はそれほど強い太陽フレアでなかったようですが、次の2025年に向けて徐々に、影響が大きくなりつつあるとも言えます。
2017年9月 太陽表面で2度の太陽フレアが起き、その規模は通常の1千倍で最大級であった。このとき、超大型ハリケーンの被害を受けたカリブ海周辺で大規模な電波障害が生じ、救援活動に支障が出ました。また、南極では活発なオーロラが観測されました。
2021年10月29日 Xクラスフレアが発生し、コロナ質量放出(CME)が10月31日地球に到達したが、惑星間空間を伝搬中に大きく減速されたため、地球磁気圏および電離圏への大きな影響は発生しませんでした。
2022年2月3日に米宇宙関連企業「スペースX」が打ち上げた人工衛星49基のうち40基以上が太陽フレアにより機能停止に陥りました。
以前より太陽フレアの影響を受け易い電子機器が、ますます生活に入り込み必須の道具になっているため、2025年に同じ大きさの太陽フレアが発生しても被害の程度がこれまでにないほどとなることが懸念されます。
過去の事例から最悪の事態を想定しますと
・通信衛星等が機能停止に陥り、電波障害により、スマホ、TV、GPSなどが、長期間使えなくなる。
・発電システムに影響し、大規模停電が発生する。
・通信やGPSが使えなくなり、電車や飛行機の運航に影響を与え、運転や飛行停止が続出する。
・飛行中や運転中に発生した場合、衝突や墜落事故の起こる可能性が出て来る。
などが想定されます。

2025年太陽フレアにSNSの反応は?

大阪府は万が一の対策は
取っていない気がする🤔

医療施設とか生命に関わる機械設備に、影響が無いように対応して欲しいですね。


太陽のスーパーフレアで地球がたいへんなコトになっちゃうお話。
映画の太陽フレアすご過ぎ
まとめ
わかりやすくまとめると
- 2025年7月に黒点の活動が最も活発になるという予想があり、そこで大規模な太陽フレアが発生する可能性がある
- 太陽の活動はほぼ11年周期であり、現在2019年12月に始まったとされる太陽周期25にある
- 2012年7月に生じた太陽嵐に、地球が危うく衝突から免れた事態もあった

関連