スポーツ

センバツの補欠校とは?選び方基準と過去の事例

センバツで選出された32の出場校から、京都国際が、部員など関係者13名のコロナ感染が判明し、出場を辞退することとなりました。

大会には、近畿地区の補欠校順位1となっていた近江(滋賀)が急遽代わりに出場します。

センバツの補欠校とは?その選び方の基準と過去の事例を一覧にしてまとめました

昨夏みたいに大会途中で出場断念なんてことがあってもおかしない

センバツの補欠校とは?

センバツの補欠校とは、選抜出場に選ばれた学校が出場を辞退した場合、代わりに補欠となった高校が出場する制度で、戦後に限っても今回を含め、12回あります。

センバツ補欠校制度の変遷

1929年(昭和4年)の第6回大会 補欠校制度が正式に発足しました。
大正天皇崩御による自粛で出場校が前年の16校から8校に絞られた1927年(昭和2年)第4回の大会が発端と言われています。
選抜からはずれた優秀校をなんとか名前だけでも残したいとの意図からです。
このころは、全国一括で選ばれていました。

1950年(昭和25年)第22回大会から 地区別に選別されるように。
1962年(昭和37年)第34回大会から補欠校とそれに続く選外優秀校の2種類に。
出場校と選出から洩れる学校の優劣の差をつけるのが難しくなったため。
1971年(昭和46年)第43回大会に選外優秀校を廃止、補欠校に一本化。
選考基準の明文化に伴います。

補欠校の選び方基準

補欠校も、以下の出場校の選考基準に従って、選ばれます。

出場校選考基準
(1) 大会開催年度高校野球大会参加者資格規定に適合したもの。
(2) 日本学生野球憲章の精神に違反しないもの。
(3) 校風、品位、技能とも高校野球にふさわしいもので、各都道府県高校野球連盟から推薦された候補校の中から地域的な面も加味して選出する。
(4) 技能についてはその年度の新チーム結成後よりアウトオブシーズンに入るまでの試合成績ならびに実力などを勘案するが、勝敗のみにこだわらずその試合内容などを参考とする。
(5) 本大会はあくまで予選をもたないことを特色とする。従って秋の地区大会は一つの参考資料であって本大会の予選ではない。

11の地区、21世紀枠それぞれで、代替出場の優先順をつけて、補欠校<1>と補欠校<2>が選ばれます。

今大会の当初の出場校と補欠校を一覧しました。

 出場地区・枠(当初)出場決定校補欠校<1>補欠校<2>
1北海道クラーク国際旭川実東海大札幌
2東北花巻東、聖光学院八戸工大一(青森)青森山田(青森)
3関東(東京合せて6枠)山梨学院、木更津総合、浦和学院東海大相模(神奈川)桐生第一(群馬)
4東京明秀学園日立、国学院久我山、二松学舎大付関東第一日大三
5東海日大三島、大垣日大聖隷クリストファー(静岡)至学館(愛知)
6北信越敦賀気比、星稜小松大谷(石川)富山商(富山)
7近畿京都国際、大阪桐蔭、和歌山東、天理、金光大阪、市和歌山、東洋大姫路近江(滋賀)八幡商(滋賀)
8中国(四国合せて5枠)広陵、広島商、倉敷工岡山学芸館(岡山)下関国際(山口)
9四国高知、鳴門明徳義塾(高知)徳島商(徳島)
10九州九州国際大付、大島、有田工、長崎日大興南(沖縄)海星(長崎)
1121世紀枠只見(福島)、丹生(福井)、大分舞鶴(大分)札幌国際情報(北海道)倉吉総合産(鳥取)

昨年のセンバツ優勝校で昨秋関東大会8強の東海大相模(神奈川)、同東海大会準Vの聖隷クリストファー(静岡)、同四国大会4強の明徳義塾(高知)など有力校が補欠校となっています。

出場校枠とは、合わせて選出される関東・東京地区、中国・四国地区を別とするため、一部異なります。

今大会は、近畿地区で、出場校となった京都国際が、多数の部員のコロナ感染により、出場辞退したため、近畿地区で、補欠校順位1の近江(滋賀)が代わりに出場することになったわけです。

大会要項には、補欠校の練習試合などについても、明文化されており、いつ代替出場となっても、対応できるように配慮されています。

夏と違い補欠を決めてないとすぐ選べへんからや!

補欠校(選外優秀校)の過去事例

戦後について、出場辞退校、辞退理由、補欠校(選外優秀校)からの繰り上げ出場校、大会成績についてまとめました。

大会辞退校出場辞退理由繰り上げ出場校成績
1952年(昭27年)第24回門司東甲子園出場の野球部員13名の期末テスト免除長崎商2回戦 ○3-2日大三、準々決勝●2-5八尾
1958年(昭33年)第30回浪華商部員以外の一般生徒の恐喝事件和歌山工1回戦 ●0-1高知商
1965年(昭40年)第37回高知商部員の暴力事件今治南1回戦 ●4-5大谷
1967年(昭42年)第39回津山商応援団の不祥事倉敷工2回戦 ●2-3津久見
1971年(昭46年)第43回北海部員以外の2年生生徒による3年生への暴行事件芦別工2回戦 ●1-5近大付
1975年(昭50年)第47回門司工部員以外の生徒の暴行未遂佐世保工1回戦 ●4-7静岡商
1984年(昭59年)第56回函館有斗マネジャーのひき逃げ事故砂川北1回戦 ●7-18 PL学園
1987年(昭62年)第59回東海大浦安部員の暴力事件常総学院1回戦 ●0-4明石
1992年(平4年)第64回神戸弘陵部員らの喫煙育英1回戦 ○8-0駒大岩見沢、2回戦 ○4-0広陵、準々決勝●2-4浦和学院
2000年(平12年)第72回敦賀気比部員の無免許運転事故高岡第一1回戦 ●0-2国士舘
2006年(平18年)第78回駒大苫小牧部員の飲酒と喫煙北海道栄1回戦 ●0-7早稲田実
2022年(令4年)第94回京都国際野球部関係者13人のコロナ感染近江

過去に11回ありましたが、辞退理由のほとんどが、野球部員や、関係者の不祥事によるものでした。
今回の野球部関係者13人のコロナ感染はコロナの時代特有の理由となりました。

感染対策を十分図っていたという京都国際にとっては、つらい結果となりました。

大会途中で辞退となるともっとつらいかも

まとめ

わかりやすくまとめると

  • センバツの補欠校とは、出場校が大会前に出場辞退した際に、すぐ代替出場ができるようにあらかじめ地区ごとに優先順位をつけた制度
  • 補欠校は、各地区で、技術面での成績、実力を含め出場校の5つの基準を満たしたうえで、地区・枠でそれぞれ2校が選ばれる
  • センバツの補欠校は過去11例あり、実力校がほとんどだが、精神面も含め準備が必ずしも十分でないためか、初戦で、2勝9敗と大きく負け越している
辞退校も、代替出場校も大変なことやな

-スポーツ

© 2022 ザッツイアラ