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ハーフパイプのルールを分かりやすく解説!どうやったら高得点なの?

2月になりました!いよいよ北京冬季五輪の開幕間近です。今回は、前半戦のヤマ場の一つともいえるスノーボードのハーフパイプ競技に注目してみました。

五輪スノボ競技で日本勢のメダルが超有力なハーフパイプ。そのルールや採点の仕組みなどを分かりやすく解説します。(出典:Wikipedia、スポーツメディア)

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ハーフパイプとは

ハーフパイプのルールを紐解く前に、まずはそもそもハーフパイプって何なのか分かりやすくご説明しましょう。

ハーフパイプ(英語:halfpipe)は冬のスノボやスキーほか、夏にはスケートボード、インラインスケート、BMXでも使用される代表的な競技用の構造物のこと。形がそのまま競技種目名になっています。

スノボでは平らな雪上に「短いトンネルの下半分だけ」を掘ったような形。選手はこの中をスノボでブランコのように滑って往復し、両側の壁の頂上付近や、空中に飛び出している間に様々な技を繰り出します。

大きなパイプ(円筒)を半分(ハーフ)に割った形だよね。1/4のクォーターパイプってのもあるらしい

ハーフパイプのルール

北京五輪のハーフパイプ長さ約160m、幅18~20m、平均斜度18度、壁の高さ最大6.5mの半円筒状。この中を数往復する間に選手が見せる独創的な「空中技」を審判が採点し、最も高得点だった選手が勝利するというルールです。

ハーフパイプの大きさに決まりはのうて大会ごとに違うんや。ちなみに平昌五輪は横幅20m、全長180m、高さ6.8mと最大規模やったな

審判は選手の技の高さ、難易度、完成度の高さ、演技全体の多様性など、いくつかの視点から評価し全体的な印象で点数を与えます。審判は全部で6人。1人100点満点でそれぞれ点数を出し、最高点と最低点の審判を除外した4人の平均点が得点となります。

予選は2回、決勝は3回ずつ滑りそれぞれ最も高い得点が記録となります。予選の上位12人が決勝に進み、決勝では予選の成績下位から順にスタートします。

順番が後になるほど凄い技を出すスター選手ゆうわけや。せやから会場もクライマックスに向けて盛り上がるんやな

ハーフパイプの採点基準

では、メダルの色を決める肝心の採点基準とはどういうものなのか、以下に分かりやすく深掘りしていきましょう。

前述のようにハーフパイプは「演技全体の印象」「ジャンプの高さ」「技の難易度」「完成度」「多様性」などの項目を総合的に判断して採点されます。

つまり一度の演技で複数回ジャンプを行い、そのうち1つだけが良くてもダメで、様々な独創的な技を高い完成度で繰り出し、着地なども美しくトータルに優れた滑りをすることが高得点の鍵ということです。

ボードをつかむ時間、見せ方など「スタイルのこだわり」「オリジナリティ」も重要。トップ選手では複雑な回転技を組み合わせて高難度化が進む一方だ

では採点で重視される要素を一つずつ見ていきましょう。

Execution(演技の完遂度)

まずは技の完遂度(完成度)です。空中でのグラブ(板を手で掴むこと)の時間がより長く、空中でバランスを崩さず、着地もピタっと決めることで「完成度が高い」と評価されます。

Difficulty(難易度)

ハーフパイプでは空中で回転する「スピントリック」が基本的な技。その技の難易度が高いほど審判には評価されます。端的に言って「たくさん回転」すればするほどポイントも高くなるといえます。

しかも縦回転と横回転を複合させたり、軸の入り方や姿勢をチェンジするなど様々な工夫を凝らすことで、技名も変わり高評価となります。

回転度数によって横の半回転を180(ワンエイティー)、1回転を360(スリーシックスティー)などと呼ぶ。縦回転は「コーク」や「マックツイスト」など。技名はその組み合わせだな
現在の最高難度技は平野歩夢が初成功させた「トリプルコーク1440」。縦3回転、横4回転もするっちゅう…もはや人間技とは思えんわ

Amplitude(高さ)

技の難しさとともに、ハーフパイプの見所はなんと言っても「ジャンプの高さ」。もちろん、より高くジャンプすればするほど高得点につながります。例えば同じ技を同じルーティンで繰り出した選手がいたとしたら、ジャンプが1mでも高い方が高得点を出すといえます。

Variety(多様性)

ハーフパイプでは「技の多様性」も大きな評価ポイントです。つまり、いくら高難易の技でも、得意だからといって同じ技とルーティンをただ淡々と繰り返すだけでは高得点にはなりません。

縦方向のスピンだけでも「フロントサイド」「バックサイド」など4方向の回転があり、軸も変えるなど様々な工夫をして違う技を仕上げ、出し方・組み合わせも独自性を見せることによって審判の評価が上がります。

「次はどんな技と順番かな?」と演技をワクワク見入るのもハーフパイプの楽しみ方だな

Progression(発展性)

最後が「発展性」です。常に新しいものに挑戦する若者のライフスタイルの表現もスノボの魅力。ハーフパイプでも新しいトリックを試し発展させることが、審査でも重要な視点になります。

「ひたすら難しく高速回転」ばかり追求して大ケガをするようでは発展的とはいえません。「滑りとジャンプを最大限に磨きながら、危険なその先には進まない」といった極限の姿こそ、審判や観客を魅了できるからです。

ハーフパイプの動画

以上、ルールを分かりやすくご紹介したように、日頃の厳しい練習と鍛錬による難しく、美しい技の数々。まるで羽があるかのようなより高いジャンプ。それを自分ならではのスタイルで創意工夫し、新しい技やルーティンを生み出す創造力、エンターテインメント性

こうした総合的な実力と個性こそがハーフパイプの魅力であり、トップライダーの凄さだといえます。そんなハーフパイプの動画をいくつか最後にご覧下さい。

↓北京五輪ハーフパイプ解説動画

↓初心者向けハーフパイプの滑り方

↓ホワイトの平昌五輪「ほぼ100点」演技

↓平野歩夢が世界初成功したトリプルコーク1440

まとめ

わかりやすくまとめると

  • 北京五輪メダル有望のスノボハーフパイプ。ルールと採点法を解説
  • 半円筒状の会場で数回繰り出す技を、6人の審判が100点満点で評価
  • 完成度、難度、高さ、多様性など5つの視点で採点し最高得点者が優勝

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