今年に入ってからも値上げラッシュが続いています。それも、これまでの原材料の高騰による食用油や小麦粉などから、加工度合いの高い商品にまで値上げが波及していってるのが特徴です。それも値上げ幅が10%とこの数年になかった大幅なものもあります。
4月値上げ商品一覧し、いくつかの観点から買いだめで売り切れそうなもの、今購入・手続きしたほうが良いものをピックアップしました。
これまでにない値上げラッシュに、生活をいかに防衛するかはあなたの腕にかかっています。
(3月31日最終情報をもとに更新しました。)

4月値上げ商品一覧
食品
生麺冷凍食品 東洋水産 「マルちゃん焼きそば3人前」等 約6〜13%値上げ 4月から
味噌 ハナマルキ 約5〜13%値上げ 4月から
豆乳製品 マルサンアイ 約4〜8%値上げ 4月から
食用油 日清オイリオ4月1日納入分から「日清キャノーラ油」などの出荷価格を1キロあたり40円以上値上げ。
ドレッシング 日清オイリオ、ピエトロ 3〜13%値上げ。 4月1日から
ケチャップ カゴメ 3〜9%値上げ。 4月1日から
ウイスキー サントリーが5〜28%値上げ。 4月1日から
チーズ 4月1日出荷分から雪印メグミルクの家庭用チーズ35品目を4.3~10%値上げ
飲料水 大塚食品は4月納品分から飲料水「クリスタルカイザー」500ミリリットル入りペットボトルを108円から119円に、700ミリリットル入ペットボトルを108円から130円に値上げ。
カレー 大塚食品は「ボンカレーゴールド」、「ボンカレーネオ」も4月1日納品分から11円値上げ。
菓子「うまい棒」 10円が、12円に値上げ 2022年4月から (1979年発売以来初)
【20円でも厳しい チロルチョコ苦悩】https://t.co/vd73JZvnkU
「チロルチョコ」が今年で60周年を迎える。メインの販路が駄菓子屋からコンビニへと変わる中で、サイズアップとともに1粒20円が定番となって久しい。駄菓子業界はうまい棒が4月に値上げすることが話題となっているが、チロルチョコは。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) February 17, 2022
なお、サンヨー食品は、「サッポロ一番」などの即席麺製品を6月1日出荷分から約10~12%の値上げすると発表しています。
日用品
ティッシュ・トイレットペーパー 日本製紙クレシア 10%以上値上げ 4月1日から
大王製紙 ティシュー、トイレットペーパー、キッチンタオル他、家庭紙製品全品 3月22日出荷分より 15%以上値上げ
照明器具・蛍光灯 Panasonic 5〜30%値上げ 4月1日から
家庭内設備
トースター バルミューダ 製品の約3分の2にあたる10製品を平均8%値上げ 4月1日から
バス・トイレ LIXIL 最大39%値上げ 4月1日から
壁紙・カーテン サンゲツが18〜24%値上げ 4月1日から
交通・運輸
特急列車のグリーン料金値上げ JR東日本、新幹線 最繁忙期400円アップ
首都高速道路 55キロを超える長距離走行する普通車の上限料金を630円値上げ
JRなど鉄道各線も4月に値上げ予定。
羽田・大阪・那覇空港の旅客施設利用料 国内線で大人(12歳以上)1人あたり80〜120円値上げ。 3月中
タイヤ ブリヂストン 乗用車・バン用タイヤ(夏/冬)など全般 7%値上げ 4月1日より
住友ゴム 10% 4月1日より
横浜ゴム 普通タイヤ 最大9% 4月1日より、なお、冬用は7月1日より
通信
「DAZN for docomo」 NTTドコモ 新規契約者月額3000円に値上げする(既契約月額料金1925円か、1078円)4月18日に改訂する。
金融・保険
銀行紙通帳の有料化 三菱UFJ銀行 毎年550円の手数料を取る方向 4月から
保険料 日本生命 平均1%値上げ 4月2日契約分から
例えば30歳男性が「65歳から毎年100万円の保険金を10年間受け取れるという「年金保険」であれば、毎月の保険料は、210円高い、2万2610円となり、支払総額が88,200円増えることになります。

買いだめで売り切れる可能性のものは?
・他メーカーがすでに値上げ済みの商品
麺類は、2月に、はごろもフーズ、ニップンが値上げ済みです。
日用品 ティッシュ・トイレットペーパーは、大王製紙は3月に値上げ予定です。
・比較的保存が効く食品
ウイスキーなど
・大幅な上げの機器・設備
バス・トイレ機器や壁紙・カーテン
リフォームする予定があるなら、計画を前倒しする。
・大幅な上げの消耗品
タイヤ 冬用なら3年程度で交換と言われています。
買いだめではありませんが、銀行での紙通帳にこだわるのであれば、今のうちに、申し込んでおかないと、毎年手数料を取られることになります。
また、生命保険料は、支払いが長期にわたるため、1%といえども、支払総額や満期返還金額に大きな影響を与えます。入る予定があるなら、審査などありますので、早めに検討されたほうが良いでしょう。
まとめ
わかりやすくまとめると
- 食品、日用品、機器、交通、金融などについて4月値上げ商品を一覧した
- 買いだめなどを考え、今のうちに購入手配したいものをいくつかの観点からリストアップした
- 原料高、円高、コロナによる流通の混乱が重なった商品の値上げはこれまでにない規模と大きさとなっている

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