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ノルディックやアルペンとは意味は?違いを分かりやすく解説

北京冬季五輪の開幕まであと3週間あまりとなりました。前回平昌五輪を上回るような、日本勢のメダルラッシュと感動のパフォーマンスに期待したいですね。

さて冬季五輪といえば花形の一つはやっぱりスキー種目。そして冬真っ盛りの1月12日は「スキーの日」でもあります。今回は北京五輪を10倍楽しめるようスキー競技のイロハをご紹介。よく聞く「ノルディック」「アルペン」の意味や違いとは?その由来などにも迫ってみました。(出典:Wikipedia、全日本スキー連盟、日本気象協会サイトなど)

1911年1月12日、新潟県でオーストリア陸軍のレルヒ少佐が日本軍にスキーを伝授。これが日本の本格的スキー普及の始まりやゆうて「スキーの日」になったらしいで

ノルディックとは意味は?

冬季五輪といえば「雪と氷の祭典」。氷上で行うのはフィギュア、アイスホッケーやカーリングなど、雪上で行うのがスキーやスノーボードの各種目です。

スキー競技は大きく3つのカテゴリーに分けられます。①ノルディックスキー、②アルペンスキー、③フリースタイルスキーです。それぞれの違いについて見ていきましょう。

そもそも「スキー」って言葉はノルウェー語で「薄い板」のことらしい

ノルディックスキーとは

ノルディック(Nordic)とは「北方の人たちの、北欧の」という意味。スキー技術や競技のまさに発祥の地、北欧のスカンディナビア半島を指すといわれます。

同半島では古くから人々の生活の中で移動手段としてスキーが用いられ、紀元前2500年ごろの壁画にもスキーで狩りをする人々が描かれているそうです。

19世紀からノルウェーなどでこのスキー技術がスポーツや登山者の間で採り入れられて進化。つまりノルディックスキーは、山あいの雪道で長い距離を移動したり、スキーを使って歩いたり飛んだりするスポーツ全般を指す用語といえます。

現在の五輪では「クロスカントリー」「ジャンプ」「複合(コンバインド)」がノルディック種目に該当します。

クロカンは陸上のマラソン・長距離走みたいな位置づけやな。ジャンプも古い歴史がある。複合はこの二つの組み合わせちゅうわけや!

アルペンとは意味は?

次にアルペンスキーです。一般的に雪国以外の日本人の場合、初めてスキーに馴染むのがこのアルペンスキーだといえるかもしれません。

冬季五輪第一回は24年の仏シャモニー大会。その時はノルディック競技だけで、アルペンは第三回ガルミッシュパルテンキルヘン大会からだって

アルペンスキーとは

アルペン(Alpine)とはそもそもは「アルプス山脈の」という意味。スポーツとしてノルディックが欧州全体に広がり発展していく中で、20世紀に入りオーストリアなどで、アルプス山脈の急峻な山々を下る競技や技術が確立されていきました。

次第に山を滑降するスピードが競われるようになり、これがアルペンスキー競技に進化。現在の五輪では「回転」「大回転」「スーパー大回転」「滑降」「複合」の各種目が行われています。

いわば陸上の短距離やな!滑降なんてアイスバーンの上を100km超で進むから、むしろ〝氷上競技〟かもしれへんけどw

フリースタイルなど

ノルディック、アルペンの意味と違いを見てきましたが、スキー競技にはこのほかフリースタイルとスノーボードがあります。

これらは、1960年代ごろからアメリカの若者を中心に盛んになってきた新ジャンルの雪上スポーツ。コブのある急斜面を様々な技術で滑るモーグル、空中で回転技を披露するエアリアルは92年アルベールビル五輪から採用。

その後バンクーバー五輪でスキークロス、ソチ五輪でハーフパイプ・スロープスタイルを導入と競技が拡大しています。また以前からプロで世界的に人気が確立していたスノーボードも98年長野大会から五輪競技になっています。

ノルディックスキーとアルペンスキーの違い

このようにノルディックは生活に根差した「スキーの原点」。アルペンはそれが発展した「山を下る競争」という意味や違いがあるわけですが、それ以外にも、現在のスポーツ競技では用具などに細かな違いがたくさんあります。

北京五輪では種目ごとに選手のこうした用具の違いに着目して観戦するのも、興味深いかもしれません。

スキー板

ノルディックとアルペンは動き方や競技の目的がかなり違いますので、最も重要な「道具」であるスキー板は、種目や使用者ごとにタイプが非常に細分化されています。

ごく大まかには、スキー板の種類は「アルペン」「フリースタイル」「基礎スキー」「パウダースキーなど」「山スキーなど」「クロスカントリー」「ジャンプ」という分類になるそうです。

さらに各ジャンルの中でもアルペンなら滑降や回転、フリースタイルならモーグルやハーフパイプなど競技ごとに異なります。もちろんスキーヤーが初心者か上級者かなどによっても変わります。

長さや幅、形状も様々。ジャンプなんて2m以上もあるし、逆に90cmくらいのショートや細くて長ーいテレマークスキー(クロカン用)とかもあるわな
ちなみにジャンプでよく聞く「テレマーク姿勢」ってのは、ノルディック競技発祥のノルウェー・テレマルク地方で完成したスキー技術が由来。「基本の安全体型」という意味だな

ブーツの固定

また、ノルディックとアルペンで分かりやすい違いといえば、ブーツの固定方法が挙げられます。

現代アルペンスキーのブーツは「ビンディング」といってつま先と踵の両方がスキー板にしっかり固定されています。ブーツ自体も硬く、足首からすねにかけて動かなくすることで、捻挫を防ぎスキー板からの力を受け止める効果があります。

一方ノルディックは「歩く・走る」のが目的なので、歩きやすいようにつま先のみがビンディング固定され、踵は板から離れるようになっています。

ストック

スキーで滑走する際にバランスを保持したり、雪をかいて加速したりするために用いるのがストック。これも競技によってさまざまな種類があります。

語源はドイツ語の「シュトック(=杖)」だそうです

2本対になっていて、素材はアルミやカーボン製が一般的。スキージャンプなど使用しない競技も一部あります。

アルペンでは、スタート時にストックを突いて助走・加速するため長めのものを使用。滑降やスーパー大回転のように高速滑降する競技では、選手がかがみ込んでストックを脇に抱えるため、体型に合わせてシャフトが途中で曲がったタイプになっています。

モーグルでは高低差のあるコブの間を滑るため短いものを使用。またノルディックのクロスカントリーでは、背中などへの負担が軽くなるよう長いストックを使用します。

初心者用の重いアルミ製だと3000円くらいやけど、競技用の上級者向けだと3万円以上もするらしいで

まとめ

わかりやすくまとめると

  • 1・12はスキーの日。スキーのノルディック・アルペンの違いとは?
  • ノルディックは雪山移動の古い歴史。アルペンは急な山を下る技術
  • ジャンプはノルディックに分類。板やブーツ、ストックも多種多様

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