月曜9時の『ミステリと言う勿れ』第5話はミステリーというかちょっとホラー的要素もある世にも奇妙な的お話でした。
そのなかでも久能はやはり人生の本質を問うような言葉と観察力を発揮していましたね。
ここでは
ミステリと言う勿れ 第5話の名言まとめ
について調べたことをシェアしていきます。
ミステリアスな登場人物も出てくる5話、お見逃しなく!

目次
ミステリと言う勿れ第5話を簡単におさらい
爆破予告犯:三船が落とした携帯を拾おうとして土手から滑り落ち頭を打った久能は救急車で運ばれ大隣総合病院に入院することとなった。
夜の消灯時間となり「他に人がいなくてよかった」とつぶやく久能は隣のベッドに人がいることに気づく。
驚き飛び起きて挨拶する久能。
隣にいたのはマルスク・アウレリウスの『自省録』を読む老人・牛田悟郎
元刑事だという牛田は自分が今までかかわった事件を久能に問題として話し始める…。
『ミステリと言う勿れ』第5話のダイジェスト動画、ダイジェストと言いながら9分の大作なので
5話がギュギュっと濃縮されてます。
久能の名言、振り返ってみませんか?
第5話の名言を4つピックアップ
1,ちょっと悔しいけどそうだったらいいと思うしそうあってほしいです。
「僕は死んだら何もなくなるんだと思っています。辛いのも苦しいのも恨みもなくなる。
ちょっと悔しいけどそうだったらいいと思うしそうあってほしいです」
■隣のベッドにいた老人・牛田さんは「ここ、出るらしいぞ」と言います。
幽霊は見ないので…という久能は
「僕は死んだら何もなくなるんだと思っています。眠るのと同じ感じで。
ただ夢も見ないし二度と起きない。何もかもなくなる。辛いのも苦しいのも恨みもなくなる。
ちょっと悔しいけどそうだったらいいと思うしそうあってほしいです」と話します。
「悔しい」っていうのはどういう意味なのでしょう。
生きている自分のことは忘れてほしくない
でも生きていた頃の苦しみからは解放されているのならそれは嬉しいこと。
そのことを成仏と言うのでしょうか。
2,あなたの罪がばれることですか?
「 怖いのは相棒の罪が暴かれることですか?それとも霜鳥さんの罪を被ったあなたの罪がバレることですか?」
■牛田さんは4番目の被害者の女性を殺したのは連続殺人犯・羽喰ではなく
自分の相棒、霜鳥ではないかと推理していました。
羽喰の車に落ちていたボールペンを咄嗟に隠してしまった牛田さんは
この証拠の品と独自の捜査メモをしるした手帳をどうしたらいいか悩んでいました。
自分はもうすぐ死ぬ。このボールペンと手帳をどうするべきか。
ただ誰にも言わず死んでいいのか。
墓場まで持っていくのか。
このことを聞いた久能は牛田さんに
「 怖いのは相棒の罪が暴かれることですか?
それとも霜鳥さんの罪を被ったあなたの罪がバレることですか?」 と言います 。
牛田さんは「結局自分を守ってるだけなのかな」
「情けねぇ、自分の弱さに愕然とするわ」と天井を見つめ嘆きます。
あなたならどうしますか?
なかなかこんなディープなことはないかもしれませんが、自らの命が終わるその最後の時に
心残りなものを抱えたまますごせますか?
3,人は病に負けたから死ぬんじゃないです
「どうして”闘病”っていうんだろう。闘うというから勝ち負けが付く。
負けたから死ぬんですか?勝とうとしたら勝てたのに努力が足りず負けたから死ぬんですか?
勝ち負けがあるとしたらお医者さんとか医療ですよ。その時点の医療が負けるんです。
患者本人が、あなたが負けるんじゃない。 」
■もうすぐ死ぬという牛田さんは「刑事として負け、長い闘病生活の末病気にも負ける」とつぶやきます。
その言葉を聞いて久能は「どうして亡くなった人に鞭打つ言葉を無神経に使うんだろう」と強い口調で言います。
「僕ならそう言われたくない。勝ち負けがあるとしたらお医者さんとか医療ですよ。その時点の医療が負けるんです。」
久能の言葉を聞いて牛田さんは「負けるのは医療か」と言って笑います。
「病と闘うぞと思う気持ちも大事なんだよ。その気持ちが必要な時もある」と言う牛田さんに
「それでも人は病に負けたから死ぬんじゃないです」とまっすぐに牛田さんに話す久能。
久能の言葉を聞いて牛田は少しはにかんだように笑います。
牛田さんのやるせない気持ち、整の言葉で少し軽くなったんじゃないかなと思いました。
4,忘れてるということが悲しかったんじゃないでしょうか
「違いますよ。そういう申し出をされるのがイヤな人間だということをあなたが知らないか、
忘れてるということが悲しかったんじゃないでしょうか 」
■牛田さんを訪ねてきた霜鳥に久能は
「牛田さんが亡くなって悲しいですか?それともほっとしましたか?」と尋ねます。
それと同時に病室に刑事が現れ、牛田さんからボールペンと捜査メモが送られてきた、
あなたの別荘から羽喰の白骨が見つかったと言われます。
今まで黙っててくれたのになぜ?と嘆く霜鳥は
「僕が裕福になっていて腹を立てたか、金を出すとか面倒を見るとか言ってプライドを傷つけたか怒らせたんですね」と言います。
しかし久能はきっぱりと「違いますよ」と言い切ります。
「そういう申し出をされるのがイヤな人間だということをあなたが知らないか、忘れてるということが悲しかったんじゃないでしょうか」
相棒として多くの事件を一緒に捜査し一生懸命事件を追いかけた”優しい人・霜鳥信次”は
牛田さんを利用し、2つの殺人事件を起こし事件の目撃者にさせ
事件を防げなかった後悔の念を牛田さんに植えつけた人でもありました。
牛田さんの人生の多くの時間を共にした霜鳥は
牛田さんの何を知っていたんでしょうか。
それでも霜鳥のことを”相棒”と呼び”優しいやつ”と言う牛田さんは
霜鳥のことを相棒として信頼して過ごした時間を忘れたくなかったんだと思いました。
亡くなった牛田さんのベッドの上には『自省録』がありました。
しおりがはさんであったページには
”正気に返って自己を取り戻せ。
目を醒まして君を悩ましていたのは夢であったのに気づき
夢の中のものを見ていたように現実のものをながめよ” とありました。
本を手にした久能はそのページを読み「そうしたんですね」と言います。
まるで牛田さんに話すように。

ミステリと言う勿れの5話に関するSNSの反応


疑問に思ってなかったけど新しい見方を気づかせてくれる話はいいね

神秘、不思議まで含めた意味なのだと理解した
そうなると、この先何でもありになるので今後の展開が楽しみである
それを踏まえての「言う勿れ」ってこと?

病室での提案を聞いた小日向文世さん演じる牛田の表情は何とも切なく、そこで返事するまでの間が彼の心変わりを全て物語っているように感じました。
まとめ
ここでは
ミステリと言う勿れ 第5話の名言まとめ
について調べたことをまとめてみました
わかりやすくまとめると
- 『ミステリと言う勿れ』第5話は病室で出会った牛田さんとの会話劇が見もの
- 人は死んだらどうなるのか、どうなっていてほしいか、亡くなる前に何をしておきたいか 深く考えされられる。”死は自然”なのに
- 牛田さんからもらった『自省録』を全て覚えているという少女・ライカ。本のページ・行・文字を数字化して久能にメッセージを残す。ライカは一体何者なのか?
