日本ハムの北山亘基投手が4月6日の対ロッテ戦を安定したピッチングで、ルーキー初勝利をあげました。
高校や大学でも、実績を挙げながら、スカウトの評価が低くドラフト指名されなかったり、下位指名とされてきました。
北山亘基はなぜ評価されなかったのか?現在の球種とその凄さを解説します。
開幕投手に指名するなど、積極的に北山亘基投手を起用するBIGBOSSは彼の能力を見抜いていたのでしょうか?

北山亘基はなぜ評価されない?
北山亘基はなぜこれまでなぜ評価されなかったのでしょう?
ドラフトでギリギリの過去
北山亘基投手は京都成章高校時代に一度プロ志望届を出したが、指名されませんでした。京都産業大に進み、再びドラフト当日に指名を待つも、もはや閉じようとしていた終盤に、77人中76番目に日本ハムファイターズから、指名を受け、思わず涙しました。高校時の悔しさが再びかと思われた矢先でした。
ドラフト担当者もこのような優秀な選手がまだ残っていたのに驚かされたということです。
北山 亘基投手のプロフィール
北山 亘基(きたやまこうき)投手は、1999年4月10日生まれ京都府出身の22歳で、右投右打です。
◎小学3年に軟式野球を始める。内野手、のちに投手
◎中学では軟式野球部
◎京都成章高等学校では1年春からベンチに入りし、3年夏には主将を務める。
甲子園に出場。最速142km/h
2017年は志望届を出すも、ドラフトで指名されず。
◎京都産業大学に進む。
関西6大学野球では1年春からベンチ入りし、
2年の時には新人賞を獲得する。
最速151km/h
4年の時は2試合連続完封勝利。
リーグ最優秀投手に選ばれる。
秋季リーグでは最速153km/h
4年間でリーグ通算12勝を上げ、防御率2.00、奪三振8.56、与四球2.00の実績を残しました。
三振を取れるスピードがありながら、コントロールも素晴らしいことがわかります。
◎2021年のドラフト会議で日本ハムから8位指名を受ける。
12球団77人中76番目の指名でした。
◎2022年日本ハムではオープン戦5試合登板。2セーブを上げる。
6イニング13奪三振。無四球、無失点。
3月3日ヤクルト戦では156km/hを記録する。
◎3月23日に新庄監督から開幕投手を指名される。
開幕戦は1回、2回と無失点に抑え、オープナーの役目を果たす。
プロ初勝利❗#北山亘基 #BIGストレート#歩くコンディショニング博物館 #トレーナー命名#ファンは宝物 #lovefighters pic.twitter.com/MGzYXQUeEu
— 北海道日本ハムファイターズ公式 (@FightersPR) April 6, 2022
評価されなかった理由
高校3年時
京都成章高校は春夏合わせて、5回出場し、平成10年夏に準優勝を飾っているが、それ以外は、初戦敗退を重ねており、スカウトの評価が必ずしも高くない。
大学4年時
関西6大学野球では、実績を残すものの、東京関西6大学など関東に比べて、スカウトの評価が高くなく、今界のドラフトで、オーソドックスタイプの右投手をあまり評価しなかった時流にも押された。
京都産業大学出身のプロ野球選手はメジャーに行った平野佳寿投手含めても1990年ドラフト以降7名に過ぎず、大学としての評価がスカウトには必ずしも高くなかった。
などが考えられます。

北山亘基の球種
球種はストレート、カーブ、スライダー、カットボール、スプリット、チェンジアップ、ツーシーム
ストレートの初速と終速の球速差がないと新庄監督から評価を受けています。
憧れの投手は藤川球児選手。
寝起きや就寝前、練習前後に「ぶら下がり健康器」で体をリセットするのがルーティンとなっています。
北山亘基の凄さ
知識の豊富さから「教授」と呼ばれています。
練習のない時には書物を月に3冊ほどを読みます。以前にはオンラインサロン4つに加入していました。
同僚、先輩の上沢投手も北山投手の知識の豊富さに驚愕しています。「体の使い方」の指導を受けたり、「教えられることが多い。」と語っています。
また、経歴から分かるように、どんな状況でもめげずに、日々努力を重ね、あらゆる面でのレベルアップを怠りません。
北山亘基SNSの評価まとめ


期待の新戦力「北山亘基」

昨日現地で見届けました!
ドラフトの時の涙といい、
マウンドでの姿勢といい、
誠実さが伝わってきます。
これからも頑張って下さいね!

まとめ
わかりやすくまとめると
- 北山亘基が評価されなかったのは、所属する学校の知名度や、その年のスカウトの希望と合わなかった不運がある
- 北山亘基は、投手として、スピード・コントロールが申し分ないうえに、努力家で知識が豊富
- BIGBOSS野球も北山亘基のクローザーに光が見えて、確実に新しいチームの形ができつつある

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