経済

フランス大統領選挙2022の予想と日本への影響ある?

ロシアによるウクライナに仕掛けた戦争によって、ヨーロッパ危機が訪れています。
このような世界情勢の中で、フランスでは大統領選挙が行われます。
結果次第ではさらに世界を揺るがすのか?EU主導のフランスの大統領に誰がなるのか、目が離せません。

どのような展開になるでしょうかフランス大統領選挙2022の予想とこれが及ぼすの為替などの日本への影響をまとめました。

トランプ誕生や英国のEU離脱のような激震が又走るんか?

フランス大統領選挙2022の予想

フランス大統領選挙2022の予想をしてゆきましょう。

概要・日程

・4月10日に第1回目の投票が行われました。
4月20日(水)マクロン大統領とルペン候補のテレビ討論が予定されています。
2017年のように再び大激論が展開するのでしょうか。
4月24日に第2回目投票日の予定 となっています。

4月10日の第1回目の投票結果は以下になっています。

候補者名得票率(%)政党
マクロン27.8(中道)共和国前進
ルペン23.1(極右政党)国民連合
メランション22(左派政党)不服従のフランス
ゼムール7.1(極右政治評論家)再征服
ぺクレス4.79(イル=ド=フランス地域圏知事)自由になろう
ジャド4.6ヨーロッパ・エコロジーー=緑の党
アンヌ・イゴダ1.8社会党
マクロン大統領の1つ前のオランド大統領の所属していた社会党は1.8%の得票で、フランス国民は過去の既成政党に興味を示していません。
3番目につけた左派政党「不服従のフランス」のメランション候補22.0%です。彼の動向が注目されており、大統領選のカギを握っているといわれています。

マクロン氏とルペン氏の一騎打ち

前回2017年の大統領選挙はどうだったか?やはり、前回もマクロン氏とルペン氏の一騎打ちでしたが、マクロン氏が66.1%対33.9%で大勝しました。

2017年第1回得票率(%)第2回得票率(%)
マクロン2466.1
ルペン21.333.9
2017年の決選投票直前に行われたテレビ討論会では司会者の声も聞きとれないぐらいの大激論となりましたが、
「ルペン候補は政策には批判するが、具体的な政策を提示できなかったために、敗れたのだ。」という評論があります。
当然、今回は用意周到で、臨むと思われますので、4月20日水曜日のテレビ討論は大いに盛り上がりそうです。

マクロン氏が優勢

マクロン氏とルペン氏の決選投票は、
4月15日時点での各種世論調査の支持率の平均によれば、マクロン氏が54%対ルペン氏46%でマクロン氏が勝利すると予想されていますが、双方の差は8%程度で、前回より接戦になるとみられています。

決選投票に向け、マクロン氏は「反極右」を掲げつつ、ロシアへの制裁強化を主導するなど指導力を示して国民の理解を求めています。

また、左派の支持者が環境問題に高い関心を持っていることを意識し、気候変動をはじめとした環境問題への対応を、政権の最優先課題として取り組む姿勢をアピールしています。

ルペン前党首は、ウクライナ情勢を受けて燃料価格などの物価が高騰していることを踏まえ「私が真っ先に取り組むのは、燃料や電気にかかる付加価値税を引き下げることだ」と述べ、厳しい経済状況にある市民に寄り添った政策をとると訴えました。

また「ヨーロッパの統合がフランスの社会システムを破壊する口実や突破口にされてはならない」と述べ、EU=ヨーロッパ連合に対して批判的な姿勢を改めて示しています。

そして「マクロン大統領の再選はフランスにとって危険だ」としたうえで、世論調査で支持率がマクロン大統領に迫っていることを踏まえ「決選投票での勝利にこれほど近づいたことはない。それは祖国と国民の勝利だ。フランス万歳!」と述べ、みずからへの投票を呼びかけました。

敗退した候補者のうち、メランション氏は「ルペン氏には(決選投票で)1票たりとも与えてはならない」と繰り返し発言して反極右の姿勢を鮮明にしていますが、最後までマクロン支持は打ち出しませんでした
共和党、ヨーロッパ・エコロジー・緑の党、共産党、社会党の各候補者は、極右排除に向けてマクロン氏に投票するよう呼びかけました。

一方、ルペン氏は、経済対策や生活の向上を掲げて、政権交代の必要性を訴え、右派・左派を問わず、今回の投票でマクロン氏に投票しなかった有権者の全てに反マクロンで結集するよう求めています。
同じ急進右派で4位につけたゼムール氏は、支持者に対しルペン氏への投票を呼びかけています。

1回目で、21.95%と3位につけた左派のメランション支持者が鍵を握ります
半数が棄権し、3割がマクロンに、2割がルペンにという説もあります。
これを前提とすると、極右政治家ゼムールの7.07%は、ほぼルペンに行くと思われますので、ルペン34.61%に対し、マクロン34.43%で敗れることになります

マクロンにとっては、4.63%を獲得した緑の党など、左派に対する環境問題へのアピールが重要だというわけです。

次期フランス大統領選のオッズ

では、オッズではどう予想されているのでしょう?
5社のブックメーカーで見てみましょう。

候補者bet365smarketswilliamhillpaddypowerbetway
マクロン1/121/81/101/101/7
ルペン639.513/211/24
マクロンの圧勝で、ルペンは、最も高い予想でもbetway社の(1/7):4で負けとなっています。

日本・為替等への影響は?

4月19日にはさらに円売り、ドル買いが優勢となり、1ドル=127円台をつけ、約20年ぶりの円安水準になりました。本来、有事は円高、ドル高になるのですが、日本の円の脆弱性が露呈しました。

現在ユーロは、フランス大統領選を前にした不透明感が重荷となり、対円・対米ドルともに下落しています。

もし、ルペン候補が大統領になったら、円への影響はどうなるのでしょう。
ルペン候補の公約はNATO脱退、EU離脱です。
さらにルペン候補はロシア寄りだともいわれていますので、対ロシア政策がどのようになるか予断を許しません。
ウクライナ情勢にどのような影響を与えるでしょうか?

どちらにせよ、結果すぐに影響は出ないでしょうというのが、一般的な見方のようです。

ただ、いずれが勝っても現在の大幅な悪い円安が是正されるということは予想されません

最近は世界的な危機が起ころうと、なんでも円安要因となってるで

フランス大統領選挙SNSの反応

フランス大統領選挙で4/24の決選投票に進んだ極右のルペン候補がエネルギー政策を発表。原発を20基新設するとともに、太陽光と風力への補助を停止。既存の陸上風力発電所は随時撤去。現職のマクロン大統領とは接戦であり、ルペン勝利なら大きな政策転換が行われる。
引用:https://search.yahoo.co.jp/realtime/search?p=フランス大統領選挙&ei=UTF-8&ifr=tl_sc
アメリカの掌中に握られたまま身動き取れないEUは結局どう転がるのか、フランス大統領選挙の結果が左右する。段々情勢が混迷を深めていくだろう。
引用:同上
フランス大統領選挙の注目ポイント第1回投票で敗退した候補者の支持者,特にメランション候補の支持者の動きが注目される毎回数%の差で決まるが、今回はかなり差は小
引用:同上
フランス大統領選挙は、ウクライナ情勢、EU、NATO、そして世界情勢にまで影響する可能性 〜 マリーヌ・ル・ペン党首は反グローバリズムの立場で追い上げる
引用:同上

まとめ

わかりやすくまとめると

  • フランス大統領選挙はマクロン氏有利とは言われていますが、僅差のために、第1回目投票で3位のメランション氏の投票者の動向次第で驚く結果が待ち受けているかもしれません。
  • ルペン候補が当選すれば、NATOと距離を置く、ロシア寄りとなるなど、政策が180°変わることを覚悟しておかなければなりません。
  • 選挙結果がもたらす日本の為替の影響は即座には出ないと思われますが、いずれが勝っても、最近の悪い円安が是正されるとは考えにくいと思われます。
ウクライナ危機がさらに悪化するのだけは勘弁してほしい!

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