最近全国各地で発生している災害や停電など、非常時のためにポータブル電源を準備するひとが増えていますが、停電が長期間となれば、ポータブル電源だけには頼れなくなります。
そこで、是非検討したいのが、環境にやさしく、キャンプにも利用できる折りたたみ式のソーラーパネルとの組み合わせです。
折り畳みソーラーパネルのおすすめ最強はどれか?その必要性と選び方についてまとめました。

目次
折り畳みソーラーパネルのおすすめ最強は?
折り畳みソーラーパネルのおすすめ最強は?11種の折り畳みソーラーパネルを検討した結果、筆者なら、SmartTap 210W PowerArQ Solarをと結論づけました。
どういう場面で、どのタイプのポータブル電池と組み合わせて、使うか、加えて価格を考慮しました。
折り畳みソーラーパネルの必要性
様々な災害が、予想されています。
富士山噴火、南海トラフ地震、首都直下地震、温暖化による大雨、台風の大型化などなど、いつ長期の停電に襲われるか心配は尽きません。
ポータブル電池を備えていたとしても、充電分の電気を使いきれば、あとはどうしようもなくなります。
もちろん天候が悪い日が続いていたり、噴火で火山灰が俟っているときには使えませんが、台風一過すれば、しばしば天気の日が訪れます。
停電の間何とか生活を凌ぐためには、必要で重要な防災機器となります。

折り畳みソーラーパネルの選び方
最大出力
大きく分けて、最大出力が、2,200W、400W、210W、120~100Wと4つに分類されます。
ほぼ出力の大きさで値段が決まり、50万円を超えるものから2万円台までとなっています。
使用する目的により組み合わせるポータブル電源の容量が決まってきます。
そして、用いるポータブル電源の容量により、ソーラーパネルの必要な出力が決まってくることとなります。
アウトドアで、ノートパソコンやスマホに給電をするためだけに使用するなら、100Wh程度の容量を備えたポータブル電源で十分です。
さらに、アウトドアで、扇風機で涼んだり小型冷蔵庫で飲み物を冷やしたりするなら、350Wh以上の容量を搭載したポータブル電源がおすすめです。
そして、災害時のためには、最低500Wh望ましくは、1,000Wh以上の大容量のポータブル電源となります。
1,000Wh以上の大容量モデルであれば、スマホを繰り返し充電できるのはもちろん、炊飯器のような調理家電も使えるため、災害時の停電復旧までの生活をサポートできます。さらに、1,500Whくらいの容量があれば3~6日程度使用することが可能です。
1,000Whの場合、出力400Wの太陽パネルなら充電に、2.5時間、200Wなら5時間ですが、100Wでしたら、10時間となり現実的でなくなります。
400Wh程度のポータブル電源なら、キャンプや車中泊での扇風機、電気毛布の使用や、連泊、車載冷蔵庫などの使用ができます。
400Whのポータブル電源では、出力400Wの太陽パネルなら1時間、200Wなら2時間ですが、100Wでしたら、4時間となり、厳しくなります。
200Wh程度のポータブル電源なら、日帰りや1日程度の使用に耐えます。
200Wh程度のポータブル電源の場合、出力100Wの太陽パネルならで2時間で充電できますので、これで十分です。
携帯性、持ち運びのしやすさ
重さは、20kgから出力が低いものでは、5kg程度となっています。
男性がひとりで持ち運べるぎりぎりが20kgまでと考えられます。
ソーラーパネル比較一覧表
11種のソーラーパネルから各容量で、それぞれの容量でベストと思われる4種を挙げました。
メーカー | Jackery(ポータブル電源とセット) | EcoFlow | SmartTap | EENOUR |
---|---|---|---|---|
製品名 | Solar Generator 2000 Pro | 400Wソーラーチャージャー | 210W PowerArQ Solar | SP403 |
最大出力 | 2,200W | 400W | 210W | 120 W |
ポート | AC USB シガーソケット | MC4 | MC4 DC USB | MC4 DC USB |
防塵防水規格 | 防塵防水仕様ではない | IP68 | – | (IP65防水保護) |
動作温度 | -10度〜65度 | ー | -10度〜70度 | (-40度~+85度) |
サイズ展開時 | 540×2320×25 mm | 1068×2390×24 mm | 1666×686×5mm | 527×530×60mm |
サイズ収納時:(幅×奥行×厚み) | 540×615×40 mm | 1068×620×24 mm | 686×52×22mm | 527×1798×10mm |
重さ | 19.5kg | 22.5kg | 7.05kg | 5.0kg |
公式税込価格 | (ソラーパネル6~2枚)768,000円~446,000円(285,000円のポータブル電源込み) | 126,500円 | 55,000円 | 21,990円 |
ポートにMC4とあれば、基本的にポータブル電源との接続が可能です。

折り畳みソーラーパネル人気3選
Jackery Solar Generator 2000 Pro
(ポータブル電源とセットとなっています。)
ポータブル電源の容量2160Whとなっており、例えば、災害時に、冷蔵庫+炊飯器+IHコンロなど、あるいは洗濯機+アイロン+ドライヤーなどを同時に使用することができます。
ソーラーパネルを6枚接続した場合1,200Wを発生できるので、最速2.5時間以内でフル充電され、家庭用の太陽パネルの代わりに、個人的な太陽光発電システムとして使えます。
アウトドアで家族3人が使う1日の電力、2,000~3,000Wを賄えるのはもちろん、AC高速充電により、家庭用コンセントを使えば約2時間程度でフル充電できるので、台風など停電の恐れがある場合に、すぐ準備できます。
EcoFlow 400Wソーラーチャージャー
災害時のための、1,000Wh程度の大容量のポータブル電源に、最速2時間半で充電できます。
この容量のポータブル電源であれば、ミニ冷蔵庫やノートパソコン、テレビやスマホなど、十分に対応してくれます。
SmartTap 210W PowerArQ Solar
防災目的として使用するポータブル電源の最低容量は500Whと言われていますので、210Wであれば、2時間半で充電できますので、実用範囲といえます。
使用できる時間の制限はありますが。スマホはもちろんミニ冷蔵庫、ノートパソコン、テレビ、電気毛布などの家電なら使用できます。
また、前記2製品と比べると、55,000円と値段も半値以下で手ごろです。

まとめ
わかりやすくまとめると
- 折り畳みソーラーパネルのおすすめはSmartTap 210W PowerArQ Solar
- 災害の頻発する日本で、長期の停電に備えるため、ポータブル電池に加えて、折り畳みソーラーパネルが必要となる
- 折り畳みソーラーパネルは、使用目的に合ったポータブル電池との組み合わせで決まる

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