難航していたテスラのイーロンマスクCEOのツイッター買収が一転してまとまりました。
マスク氏のツイッター買収で今後どうなるのでしょう?予想をまとめました。
言論の自由を守る!というマスク氏の発言に注目しました。

ツイッター買収!イーロンマスクがついに
ツイッターの買収を提案しているテスラのCEOイーロンマスク氏に対し、ツイッター社は「ポイズンピル(毒薬条項)」と言われる防衛策で対抗するとしていました。
ところが、ツイッター取締役会は、このたび一転して、全会一致でマスク氏の提案受け入れ、マスク氏がツイッターを約440億ドル(約5兆6000億円)で買収することで合意した旨発表しました。
2022年中の取引完了を目指し、取引完了後にツイッターは株式を非公開化するとしています。
ツイッター買収で今後考えられること
マスク氏は、Twitterが言論の自由のためのプラットフォームとしての潜在能力を発揮していない。そのため、Twitterを買収したいと述べていました。
ツイッターとの共同声明で、自動化されたスパムボットを排除し、表示される投稿の順番を決めるアルゴリズムはオープンソース化して、信頼を高めつつ、新機能の追加によりサービスを「これまで以上に」良くしたいと述べています。
「言論の自由は民主主義が機能するための基盤であり、Twitterは人類の未来にとって不可欠な事柄が議論されるデジタルな街の広場です」とも。
Do you want an edit button?
— Elon Musk (@elonmusk) April 5, 2022
I hope that even my worst critics remain on Twitter, because that is what free speech means
最悪の批評家でさえTwitterに残っていることを望んでいます。なぜならそれが言論の自由の意味だからです。
非上場
2022年中に、買収を完了させた後、ツイッターは株式を非公開化するとしています。
非上場となり、マスク氏による思い切った改革が予想されます。
収益性の出る仕組み
昨年3月ツイッターの共同創設者のジャック・ドーシーは、次のように語っていました。
ツイッターは驚くほどゆっくりと変化してきました。「私たちは遅く、革新的ではなく、信頼されていません。過去10年間、Twitterの投資家は年間約5%の株価上昇を成し遂げましたが、フェイスブックとアルファベット(Googleの持ち株会社)は、同じ期間に20%の株主還元を達成しました。フェイスブックの時価総額はツイッターの約12倍だ。アルファベットは23倍の大きさです。
非常に問題が多いことを認めています。
ツイッターは「ツイートの編集機能」の導入を発表するなど、機能開発を加速させています。
有料プラン「Blue」の展開
ツイート取り消しボタンTwitter上の広告が非表示になる機能
月2ドル以下の定額制など
これらの改革を進め、収益性のアップを図ると思われます。
一方で、マスク氏がこの投資で得られるリターン自体は低水準にとどまる公算が大きいとの予想も出ています。
株はどうなる?
マスク氏が、ツイッター株の保有者から1株当たり54・20ドルで買い取ることになります。これは、今回の発表で上昇した株価よりもまだ高い水準にあります。
株価がこれ以上値上がりするとは考えにくく、株主は、買取を待つということになります。

ツイッター買収で今後は?SNSの反応




・収益化システムが充実する
・フェイスブック並にアカウントと利用者のリアルが紐付く
・利用状況から独自のユーザーランク分けシステムがこっそり導入される
・結構すぐアカウント消される
・Twitter無くなる
まとめ
わかりやすくまとめると
- マスク氏のツイッター買収で株主は1株当たり54・20ドルで買い取ってもらい、ツイッターは非上場となる
- ツイッターを言論の自由のプラットフォームとしたいというマスク氏の方針により、自動化されたスパムボットを排除するなど大きな改革がなされると予想
- SNSでは、マスク氏のTwitter改革が、SNS全体の潮流に影響を与えるとの期待も大きい

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