松山英樹の連覇がかかるゴルフのマスターズ2022が4月7日から始まります。
注目の2020年優勝者ダスティン・ジョンソンの強さと主な成績を分かりやすく解説します。
安定した強さには定評がありますが、松山英樹と比較するとどれほど違うのでしょう?

目次
ダスティン・ジョンソンの強さを分かりやすく解説
ダスティン・ジョンソンの強さを分かりやすく解説いたします。
ダスティン・ジョンソンはサウスカロライナ州コロンビアで、1984年6月22日生まれの、37歳。
2007年にプロ転向し、2010年「全米プロ」の最終日、最終ホールで、1罰打を取られ、プレーオフ進出を逃したことで“悲劇のヒーロー“として有名です。
主な成績
2019-20フェデックス総合優勝。2016年の全米オープン、2020年マスターズ優勝。
ツアー通算24勝(うちメジャー2勝)、9勝(欧州)を上げています。
2007年のルーキーイヤーから連続タイトル獲得を13シーズンに伸ばした2020年は初の年間王者となりました。
世界ランキング
世界ランキングの推移を松山英樹と比較しながら、見てみましょう。
年度 | ダスティン・ジョンソン | 松山英樹 |
---|---|---|
2022 | 8 | 12 |
2021 | 3 | 15 |
2020 | 1 | 19 |
2019 | 4 | 20 |
2018 | 3 | 24 |
2017 | 1 | 5 |
2016 | 3 | 6 |
2015 | 8 | 15 |
2014 | 19 | 16 |
2013 | 16 | 23 |
2012 | 23 | 128 |
2011 | 7 | |
2010 | 15 |
松山英樹が2年間しか維持できなかったトップテンを、非常に安定した強さを発揮して、維持し続けていることが分かります。
強さの理由
飛距離が世界でトップクラス
2015年シーズンに平均飛距離317.7ydで堂々の1位に輝き、2018年1月には433ヤードパー4のティーショットを15センチに寄せる驚異の超ロングドライブを見せています。
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グリーン周りの技術が抜群
2018年の平均ストローク数は68.60でPGAツアーの中で首位、平均パット数が1.69(2位)で、イーグルやバーディーの奪取率は1位となっています。
つまり、ティーショットで圧倒的な飛距離をかせぎ、多少、曲げたとしてもしっかりリカバリーしてピンそばにつけてくる寄せて入れる強いゴルフを体現しているということです。
2016年に全米オープンで、なかなか打ち破れなかったメジャーへの壁をこじ開けて以降、強靭な体を持ち、妻と二人の息子の家族に支えられたダスティン・ジョンソンに弱みが見つかりません。
ダスティン・ジョンソンのマスターズオッズ
ブックメーカーSportsLine とPinnacleによるマスターズ2022優勝者のオッズをまとめました(2022年3月30日現在)。
順番 | SportsLine | 順番 | Pinnacle | ||
---|---|---|---|---|---|
1 | ジョン・ラーム | +900 | 1 | ジョン・ラーム | 10.79 |
2 | ジョーダン・スピース | +1200 | 2 | ジョーダン・スピース | 15.46 |
2 | コリン・モリカワ | +1200 | 3 | キャメロン・スミス | 16.08 |
2 | ジャスティン・トーマス | +1200 | 4 | ジャスティン・トーマス | 16.1 |
5 | ローリー・マキロイ | +1400 | 5 | ダスティン・ジョンソン | 17.16 |
5 | ダスティン・ジョンソン | +1400 | 6 | スコッティ・シェフラー | 17.72 |
7 | キャメロン・スミス | +1600 | 7 | ローリー・マキロイ | 19.34 |
7 | スコッティ・シェフラー | +1600 | 8 | コリン・モリカワ | 19.64 |
9 | ブルックス・ケプカ | +1800 | 9 | ブルックス・ケプカ | 20.38 |
9 | パトリック・キャントレー | +1800 | 10 | ビクトール・ホフランド | 24.06 |
9 | ビクトール・ホフランド | +1800 | 11 | パトリック・キャントレー | 25.33 |
12 | ザンダー・シャウフェレ | +2000 | 12 | ザンダー・シャウフェレ | 27.63 |
12 | ブライソン・デシャンボー | +2000 | 13 | ブライソン・デシャンボー | 29.04 |
13 | 松山英樹 | +2800 | 松山英樹 | 36.46 |
怪我の影響もあるのか松山英樹は、かなり下位にとどまっています。
実は、2021年のマスターズオッズでは、ダントツの1位がダスティン・ジョンソンで、この時松山英樹はトップ10から外れていながら、優勝しました。オッズですべてが決まるとは言えません。

ダスティン・ジョンソン世界の評価

-20、ダスティン・ジョンソン、2020
-18、ジョーダン・スピース、2015年
-18、タイガー・ウッズ、1997年
-17、レイモンド・フロイド、1976年
-17、ジャック・ニクラウス、1965


オーガスタに着く前に、もっと下がることを保証します。
今週、彼はヒートアップしており、今後数週間は危うく見えます。

まとめ
わかりやすくまとめると
- ダスティン・ジョンソンの強さは、トップクラスの飛距離と、グリーン周りの抜群の技術にある
- 2016年の全米オープン、2020年マスターズ優勝などの成績を上げ、世界ランクトップテンを7シーズン連続で維持している
- 現在のランキング1,2位の若手に対し、経験豊富で、マスターズの難しさを知っているダスティン・ジョンソンへの期待が大きい

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