彩の国から~’17 LGBTとある愛の形


ザッツ川口を

今回は自身が同性愛者であるとカミングアウトして、男性と結婚式も挙げた佐藤潤さんが登場。

まだまだLGBTへの理解が不足している日本では、性的マイノリティ―の存在に気づきにくいのが実情ではないでしょうか。

そんなLGBTの人々は、実際どれくらいいるのでしょうか。

LGBTの割合

日本労働組合総連合会によるとLGBT(レズ・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダー)の日本における割合は8%いると言います。

左利きが約10%と言われているので、それに近い水準になっています。

このように実際は身近で「当たり前」の存在である同性愛者としての生活について佐藤さんからお話を聞きました。

以下、インタビュー。

ー二人の出会いは

SNSのmixiで出会いました。最初はネットのみでそれ以上の交流はなかったんですが、今後はmixiをやめてTwitterに切り替えるというところでついてきてくれて。
気になったので声をかけてみました。

ー出会ってから結婚まではどれくらいの期間が有ったか

今年の8月26日で5年経ったのでそれくらいです。

ーなんで式をあげたかったのか

知り合って、付き合って、一緒に住んで、という過程が普通にあったのですが、その節目に何かできればいいかなと思っていたんです。

そうしたら僕らでも式を挙げれるマイナビウエディングというサービスを知って。

そんな感じで固く決心したわけではなく、流れでさらっとやった感じに近いですね。

佐藤さん②

ー結婚式を挙げることに関して、不安だったことは

そうですね~知人に招待状を出したんですが、断られたらどうしよう、と(笑)。それくらいしか無かったですね。

ーなぜ同性愛をカミングアウトするのか

僕たちより後の世代の人がもっと楽に生きられるようになってほしいな、という思いがあります。

中々、僕らの業界から出てきている人ってスポンサー等のしがらみがあって、本当に付き合っている人たちかどうかはわからない。

こう言っては怒られてしまうかもしれませんが、僕らから見てフェイクっぽい人もいますから。 

ー公表してからの心境の変化はあるか

禊(みそぎ)になったんではと思います。表現する立場になったので責任は感じますね。公表したので楽になった、という感覚はありません。

ー男性同士の結婚で良いことは

基本的にはそんなに男女の結婚と変わらないと思います。ですが、フェスとか一緒に行けたり、男の趣味で一緒に楽しめることは男性同士ならでは、ですよね。

佐藤さん夫婦

結婚した時の様子。

ー男性同士のカップルと言うことで不便を感じたことは

今のところ一つだけなんですが、住まいの賃貸契約ですね。一般的に借りる時は同性の友達同士はダメという感じになっています。

ここら辺が中々理解が進んでいないところで、実は今住んでいる家が今年の三月ころにやっと同棲の許可が下りたんですよ。

婚姻に近い関係なら二人で住んでも良いという慣習があって、それで色々なやり取りがあったのですが、やっと許可が下りました。

ーお仕事はどんなことをやっているか

小売店やイーコマースのマーチャンダイザーをやったりしてたんですが、現在はメディアプロデューサーやフリーランスのライター等もやっています。物販から情報系に移った感じですね。

ー渋谷区でパートナーシップ条例が出来て、LGBTの認知向上が根付いてきたがどう思っているか

渋谷区で発行するのは約8万円とかかかるんです。なかなか一般の人と比べるとハードルが高い。

川口市のある政党の人とも会ったんですが、「養子縁組とかではだめなのか」と言われて。

残念ながら、少なくともあと10年は変わらないなと感じました。行政には正直に言うと、期待できない状況だと考えています。

ー最近、とんねるずが保毛田保毛男というキャラを演じたことに反発する形の論争で、ゲイの話題が盛んになっていたが、どう感じたか

私の小学校の1、2年位に出てきたキャラなので当時の記憶にはあまりないですね。ノリダーとかは覚えているんですが。小学生に受けやすいものが流行ってて。そういう流れで出てきたものだと思います。

問題にしている人たちには、冷たい言い方になりますが、情報の取捨選択はいくらでもできる時代じゃないですか。

好きではないテレビは見なかったり、SNSならブロックしたりして。

自己責任で済ますべき事を他人に押し付けている人が増えたな、というのが私の印象です。

ーLGBTを認めて欲しいという願望があるのか

婚姻制度を認めて欲しいというのが、まずありますね。入院の時の保険とかお葬式にも出れない場合がありますので。

ーLGBTの人はどう生活をすべきか

もっと閉鎖的だった昔に比べたら大分楽になっていると思います。インターネットで調べたら何でも情報が出てくる時代ですからね。

「打ち明けられないのが悩み」というのはよく聞きますが、それは違うと思っています。新宿にも浅草にもそういう場所もありますので。西川口にもそういう人たちが住んでいるところがあります。いつまでも受け身になってないで自分から動いていかないと。今はゲイの人たちに役立つアプリなんかもありますよ。

佐藤さん2

ー川口にゲイの人はどれくらいいるのか

全国的な統計だと13人に一人でしたよね。左利きとだいたい同じくらいの割合でいると言われています

僕の感覚では川口にはゲイの人が他地域より多い気がします。声を出していないだけなんです。

もう活動家たちだけが声を上げる時代は終わって、一般の人たちが声を出す時代になったのだと思います

僕たちみたいな個人が増えればいいと思いますね。

「ジャストサイズ」と言う、言葉を今気にしていて。身の丈を意識することはみんな必要なことだな、と。当事者として言いたいことは、表現する勇気を持ってほしいということですね。思っているより周りは受け入れてくれると。自分の本心に素直に、身の丈にあったのが一番なんですよ。

ーゲイの人たちは川口市から何か発信していきたい事はあるか。

全くないですね(笑)。 西川口のチャイナタウン構想ですら嫌がる人たちなので我々は。

僕が思うことはどんな少数派がいても、そんなに騒がなくてもいいんじゃない?ということです。

僕たちを認められない人は、「ロリコンを認めろよ」とか「二次元(マンガ)を認めろよ」等と色々なことをごちゃ混ぜにして語っている場合が多いんです。

それはどういうことかと言うと、ジェンダー(性)の横幅と奥行きの違いです

僕らはただ「男性が女性を好きになる」のと同様に「男性が男性を好きになる」ということが、私たちには自然な感覚なんです。

その辺の理解が進めばいいなと思っています。

ー佐藤さんが、ザッツ川口に期待することは

川口の良いこととか再発見を発信して頂ければと思っています。

社会にもっと理解して欲しくて、他社さんで今まで拡散して頂いた僕らの結婚の話も単発で終わっているので、続けていく話題になったらと思っています。

この発信でどのような反応が出るかは特に期待していなくて。この記事を見た一人一人に何かの問いかけになっていれば、それでいいんです。

 

社会に示す生き方

 

何かと誤解の多い少数派に属していていても、堂々と自然に楽しく生きる。

そんなメンタリティーを持った人々が、何か一つずつ、社会に包容力を与えていくのかもしれません。

受け取る側も過敏にならずに、人間の本質を理解していく、もう一つの視点と捉えて考えていくべきではないでしょうか。


TABI LABO(佐藤潤さんの記事)

http://tabi-labo.com/author/sato_jun

 

    

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